わかりやすい文章で書きたい。
あまりにも感動的なことがあったり、印象的な出来事に遭遇したりして、この気持ちを表現したい、これをどこかに記録しておきたい、そう思ったことはありませんか?
- 長いスパンで取り組んできたことが実を結んだ
- ご家族が記念すべき新しい一歩を踏み出したとき
- 思わず筆を取らずにいられない
- このことを誰かに知ってほしい
- 感動を分かち合いたい
誰でもそういうときありますよね。
いつかは忘れてしまうかもしれない些細なことも含めて記録しておきたい
自分の気持ちの記録、家族の成長の記録、大切な人との旅行の思い出
本を出版するほど大げさなものではないけど、でもツイッターで呟くほど軽い気持ちでもない。
そういうときにおすすめします。そう、ブログです。
なぜなら、私はこの書き方で過去に十年以上読者を抱えてブログを運営したことがあるからです。
この記事ではわかりやすい文章にするときに、書くべき項目と注意点を7つにまとめてご紹介します。
この記事を読み終えると、今後は要点を整理して書くことができるようになり、多くの共感を得られるわかりやすい文章を書くことができます。
わかりやすい文章1.時と場所を書く
文章の書き始めには、書く内容のはじまりの場所、最初に記憶しているスタート地点、物語のスタートラインの時刻と場所を書きましょう。
- はじまりの場所
- スタート地点
- 物語のスタートライン
内容によってはだいぶ昔のことになると思うので、ぼんやりとでもいいです。
そのことによって読者は物語の最初のラインにあなたと一緒に立つことができます。
あとで見返したときに「そうそう、そのときに知ったんだった!書いておいてよかったー!」と備忘録の役割も果たしてくれます。
時間と場所はブログ内で区切りの役割もしてくれるので場面が変わったときに書くと、読者に自然と次の場面に変わったことを知らせてくれる役割も果たします。
わかりやすい文章2.自分の状況を書く
次に自分の現在の状況を書くこと。
これはとても重要なことです。
自分はこうやって育てられてこういう友達に囲まれ、こういう本や音楽が好きでという自己紹介のパートを折に触れて書いてください。
自分が
- どういう人間で
- どういう過ごし方を好み
- どういう性格なのか
ここを丁寧に書くことによって読者はあなたにぐっと近寄ります。
見ず知らずのあなたという存在の様々な断片を知って、読者にとってあなたはリアルな存在として認識されます。
わかりやすい文章3.客観性を保つ
あまりにも感動的な出来事を表現したいと思うがあまり、主観ばかりの文章になっていると読んでいるほうは胸焼けします。
一般的なデータ、通常ならこうなってもおかしくないのに、というような客観的なデータを前書き的に入れて、書きたい物語と対比させましょう。
ある一定の分野の中にいる人にとっては誰でも知っている当然の出来事や平均値だけど、一歩外に出てみればほとんどの常識は外の一般の人に知られていないということはよくあります。
「こんなすごい結果を出したんです!」といきなり書いてしまうと、その平均値を知らない人にとっては驚きや感動がうまく伝わりません。
「普通ならこうなるはず」といった内容はそれぞれの属している団体や界隈によって大きく変化するということですね
「参照(引用):日本○○協会○○者数」とデータの引用先を記載して、できればリンクも貼りましょう。
わかりやすい文章4.写真には細心の注意を払う
せっかくの記録ブログですから、写真をいっぱい載せたいですよね。でもご存知の通り、現代はプライバシーに関して厳格なガイドラインを持つ文化です。アップロードする前に隅から隅までチェックしましょう。せっかくの思い出や記録のページなのに、万が一にでも迷惑をかけてしまわないようにチェックすることは必要です。
判別できるほど鮮明に写っていたらモザイクをかけたり上からシールを貼ったりしましょう。
この際にはぎりぎり判別できないようにするのではなく、大きく作用させて判別不可能な状態にしましょう(近くて鮮明な場合はできれば服装もわからない状態に)
おすすめは切り取りです。
写真自体の構図は多少小さくなりますが、現代のスマホやデジタルカメラの画素数は大きいので切り取っても写真がぼやけて見えることはありません。
なにより切り取って全く写っていない状態になるので、肖像権侵害等の心配がなくなります。
余計な心配はしたくないですよね、思いきって切っちゃいましょう。
意外と見落としがちなのが車のナンバーです。これは完全に個人を特定できるものなので必ず判別不可能な状態にしてください。
その他にも人物の後ろの壁にマンション名が写っていた、横の電信柱に住所の番地名が写っていた、○○歯科という住所特定可能なお店の名前が写っていた等、写真を注意深く見ているとまるで間違い探しのように個人情報や住所情報が入っています。
- 車のナンバー
- マンション名
- 電信柱の住所や番地名
- 特定の場所にしかないお店の名前
とにかく写真に写っている数字やアルファベットは全部敵だと思ってください(笑)
ブログで使う写真には位置情報が含まれています。それをあらかじめ全て消してくれるのが「EWWW Image Optimizer」というプラグインです。(WordPress用のプラグインです。無料なので搭載させましょう)
詳しくは『EWWW Image Optimizerの設定方法』
わかりやすい文章5.時間や状況の経過を書く
最初のほうで自分の性格や物事の状況を書いたと思うんですが、もちろん時が経つにつれてこれらは変化しますよね。
物語に抑揚が必要なのと同じで、これらの変化を客観的に書くことによって、読者には無意識に『物語についていかなきゃ』という意識が生まれます。
移りゆくストーリーの急激な変化に必死についていくうちに、読者はいつの間にかあなた自身になりきります。必ず書いてください。
人の歴史やいきさつを知ってしまい、その変化まで見届けてしまったら、これは誰だってそうです。
全力であなたの見方になってくれますし、あなたと一緒に歩を進めようとしてくれます。
ここで一旦読み返して、1〜5までの流れがスムーズに行われているか、確認してください
いわゆる赤ペン入れをして、この箇所にもっと説明がいるんじゃないかと、検討して編集してください。
わかりやすい文章6.目玉は率直に書く
いよいよブログの大事なところ、最重要の場面、あなたがブログを書くに至った出来事の場面です。
なるだけ素直に率直に、飾らずに書いてください。まるで子供のような感想、感嘆詞でいいと思います。
そのほうが伝わりますし、多くの人の胸を突くのはそういった本能的で動物的な表現です。
この対比があってこそ、主観的な書き方は活きるのです。
あなたの生まれ育ちや状況、書かれてる物事の客観的な平均値を読むにつれて、または時間の経過によるあなたの状況の移り変わりを知ってしまって感情移入している読者は、ここでのあなたの感動の叫びが動物的であればあるほど一緒になって大爆発し大号泣してくれると思います。
まさにここが見せ所です。一気に畳み掛けるように書いてください。
わかりやすい文章7.「経験値のプレゼント」
ブログの最後には、読んでくれたかたに感謝を述べて、そしてあなたから読者におすすめしたいことを書くのがいいと思います。
こういう経験をしたけど「こうやって本当によかった」とか「あのときこうすればもっとよかったかもしれない」とか、物事を経験したからこそわかる、あなたからのアドバイスです。
できるだけポジティブに、読んでくれた方が知人と共有できるように書くといいと思います。
わかりやすい文章【あとがき】
以上になります。いかがでしたでしょうか。
この記事『わかりやすい文章【感動編】』を理解することによって、あなたのブログは客観性を保ちつつ、大事なポイントでは思い切り感情的になって、かつ読者の共感を得られるようになり、さらに経験に基づいて読者の背中を押すことができるようになったと思います。
今回は文章の書き方についてご紹介しましたが、実際のWordPressでのブログの設定方法については下記にありますのでご確認ください。
それではまたお会いしましょう。
一ツ柳 天之介でした!